最新の油圧ショベルが納車されました。

弊社は、北海道の農業王国、十勝地方にある建設会社です。

弊社にはいくつか部門がありますが、今回は「砂利プラント部門」からです。


▶子供憧れのキカイ

この度、最新型の油圧ショベルが砂利プラントに導入されました!世界的人気ブランド「コマツ」のPC200です!

カッコイイ!!日本には他にも沢山の建機メーカーがあるのであんまり目立ってませんが、実はコマツの建設機械はUSのCAT(キャタピラー社)に次いで世界第2位のメーカーです。

そんな、世界のコマツ。はい、高級メーカーです。お高いです。今回の導入した機種は大型のスタンダードなモデルですが、軽く1000万円を超えます。

 

新車ですからバケツもキャタピラもお尻もピカピカ!汚れやすい機械なのでこんなにピカピカなのは映えますねー!


さて、建設現場でよく目にするこの機械、実は俗称が多く名前がめちゃくちゃです。

今回はコマツの呼び方で「油圧ショベル」と言いましたが、子供の頃は皆「ショベルカー」って呼びましたよね。

実際の建設現場では「バックホウ」「ユンボ」と呼ばれることが多いです。

官公庁(労働基準監督署等)では「ドラグショベル」と呼びます。

コマツ自身も今は油圧ショベルと言ってますが、昔は「パワーショベル」と呼んでいたそうな…

ちなみに英語では「excavator (エクスカベーター)」です。「ショベル」ですらありません…

同じ機械を指してこんなに沢山の呼び方があるのも珍しいですよね!

筆者の考えでは、おそらくこの機械が発明された頃、このスーパー便利な建設機械は今までの現場の常識を覆してしまう、それはそれは衝撃的に革命的な機械だったのだと思います。あまりに便利過ぎて全世界の企業がそれぞれの名前で生産し急速に普及したので、呼び方がまちまちになってしまったのでは?と思ってます。

キャビン内の液晶パネル。周囲の人を検知して自動停止する安全機能付き。

とにかく、今日世界の建設現場はこの油圧ショベル無しには語れません。基本形は先端にバケツがついてますが、これは多種多様なアタッチメントに変更可能です。

人間の手のようなアタッチメントに変えると物をつかんだり握り潰したりできます。

ハサミのようなアタッチメントは木を伐採したりできます。

磁石のアタッチメントは金属をより分けることができます。

他にも衝撃波で岩を砕くアタッチメントとか、料理に使うザルのようなアタッチメントとか…挙げ出すときりがありません。

今回のショベルはいたって普通に見えますが裏側にフックが付いていて「物を釣り上げて運べる」という隠し機能付き。トップ画像の車体に「移動式クレーン」と書いてあるのが目印です。

では、今回新車導入されたこの機械はどのような用途に使われるかと申しますと…

砂利の原料となる「原石」を発掘するために使われます!

この原石というものは川底や畑の下に眠っています。弊社では農家さんにお願いし、畑の下にある原石を発掘させてもらい、砂利を作っています。もちろん、採掘後の畑はキレイに整備してまた畑として活躍できるようにしてお返しします。

弊社は日本最大の農業大国、北海道の十勝地方にありますので、農家さんとは運命共同体。一緒に十勝を盛り上げて行きたいですね。

納車が終わったあと、畑を出ると虹がかかってました。これから沢山の畑で活躍して欲しいですね。