私たちサカキ建設工業は北海道は十勝清水にある建設会社です。
建設業とひとくちに言っても、沢山の業種があり、「建設材料を作る工場」や「販売する資材屋さん」「設計コンサルタント」「測量会社」「施工業者」などなど…本当に幅広いです。それぞれの会社の得意な分野を活かし、沢山の専門業者が協力してひとつの建造物が作られる場合が多いです。(「共同企業体」や「下請け」「孫請」など良く聞く業界ですよね。各社得意分野を活かしてひとつの建造物を作り上げます)
私たちの会社にも、いくつかの部門があり、それぞれの部門が「建設業」の中で活躍しています!
そんな沢山の業種がある中で今回はアスコンプラントの部門から、班長をされているGさんに、アスコンプラントでのお仕事について訪ねてみました!
Q(筆者)「アスコンプラントの班長ってどんな仕事ですか?」
Gさん「今私の元には7名のプラント職員がいます。彼らの安全管理などのマネジメントが役割ですが、実際はオールラウンダーとしてプラント稼働に必要な仕事をなんでもやる「なんでも屋さん」です笑」
Q「僕からみてもGさんは日々お忙しくされているなという印象ですね笑 アスコンプラントのプラントマンにはどんな担当がありますか?」
Gさん「まずは原料を作る「破砕担当」から始まります。このプラントは廃材受入も行っていますので、古いアスファルトやコンクリートを重機で砕いて原料を作ります。
作られた材料は重機オペレーターがダンプに乗せて骨材ヤードへ運搬、その後アスファルト製造機のホッパに入れます。
アスファルト製造機は色々な機械の集合体で何枚ものディスプレイが並ぶ制御室でプラントオペレーターが操作します。操作には長年の経験とプラントの機械をよく知っている必要がありますね。」
Q「多画面を目の前に機械を操作している姿はロボットアニメの司令官みたいで、なんともカッコよく見えます笑 できあがったアスファルト合材はどうするのですか?」
Gさん「できたての合材はアツアツです。施工するまでアツアツを保たないといけません。できたてホヤホヤの合材をダンプに直接積み込み、現場に運んでもらいます。ちなみにアスファルト舗装は平らに均した砂利の上にアスファルト合材を牽いて完成なのですが、砂利とアスファルト合材の間には「乳剤」と呼ばれる接着剤が必要です。この乳剤はデストリビューターと呼ばれる特殊な車両を使って散布するのですが、この業務にあたるチームもいます。施工は職人ワザの一面がありますね」
Q「デストリビューターですか。名前からして難しそう…。プラント器機操作や乳剤散布など、技量やセンスを求められる仕事が多いのですね」
Gさん「経験や知識、センスや計算などは後から付いてくるものです。仕事のやり方は私も皆もちゃんと教えてくれます。必要な資格があれば取得できる環境もあります。ですので、この点はあまり重要ではないのです。
私がこの仕事で一番大事と考えるのは「頑張りすぎない。臆病であって欲しい」この2つです。建設業はたったひとつのつまらないミスが原因で大怪我を負い、その後の自分の人生を狂わせてしまいかねません。
頑張りすぎると無理が生じ、危険が生まれます。
余裕余裕!となんでもガンガン突き進むと危険が近づいていることに気付けず事故が発生します。
「石橋を叩いて渡る」そんな考えの方と仕事がしたいです」
Q「僕も同感です。建設業界の技術は本当にすごくて、人力で木1本伐採する時間で重機を使うと、まさにバッサバッサ何本もの木をなぎ倒すことが出来たり、昨日は大雪で家の駐車場をスコップで除雪するのに2時間かかりましたが、家の前の道路に来たグレーダー(道路用除雪車)とホイールローダーのコンビは2分で除雪完了。見ていて虚しくなってしまいました笑 それほど便利ですごいということはそれだけ危険も伴うということですよね。」
Gさん「そのとおりです。今年も一年無事故目指してがんばりましょう!」
今回はアスコンプラントのお仕事についてご紹介しました。文面では少しカタくなってしまいましたが、Gさん始め各プラントマンの方々は皆さん明るくて年齢層も幅広く、楽しい職場の雰囲気を感じます。弊社では道東地方のアスコンプラントでプラントマンが日々活躍しています!安全第一で頑張りましょう!